ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず🌿
仏教上の思想に基づいて、世の無常を詠った作品と言われる「方丈記」ですね。
「川の流れは絶え間なく流れていて、見た目は同じように見えるけれど、水そのものは、まったく別のものに入れ替わっている。
人の世も人生も同じ。
変わらないように見えても、実際は、儚いもので、随時、生き死にして、とどまることなし。永い輪廻転生の中のほんの一瞬にすぎない」
なんかわかる気がします✨☺
「諦めでもなく、嘆きでもなく、ただ事実をそのまま見るとそんなところでしょう」、という鴨長明さまのコトバは、800年前のものとは思えないほど、リアルです。
そして、あまり知られていませんが、「方丈記」は、当時を伝える優れた災害ルポルタージュでもありますし😔
そのコトバは、現代の繁栄が永劫続くかのように日々安閑とし幸せを謳歌し、少々おごり感あるかに見える私たち現代人に対しての、鋭い“警鐘”ともとれるかな、と思います🌈
さてさて、下の肖像画は源頼朝さま。
鴨長明さまとほぼ同時代のお方。
この時代の人は、他に
後鳥羽院さま。
源実朝さま。
親鸞さま。
などなどがいますね。他の時代と同様に、平安末期&鎌倉初期も、魅力的な人たちが多いです🌠