当時、私には一日一日が晩年であった。
「当時、私には一日一日が晩年であった」
本日の人生ゆるぽじコトバ!
我がココロの師の中のおひとり、太宰治さまの、名フレーズ。
初期の名作『ダス、ゲマイネ』の冒頭から引用。でごんす🐻🐻
小生大分前に
『ダス、ゲマイネ』拝読。
おもしろい小説、だと思いました。
風流を愛でる描写から始まりつつ、太宰さまの分身である変な人物が何人も出てきたり(笑)
太宰治さま本人も出てきて通俗的な嫌みな人物に描かれていたり、ラストの主役佐野次郎が亡くなる場面の文章が、単語を連ねたリズミカルな表現になっていて、「あっ」でおわっていたり。
さて、
冒頭の名文句。
「当時、私には一日一日が晩年であった」
は、あの頃より、今のほうが小生その意味が身にしみてわかる、気がするでごんす☺
今は小生も『一日一日が晩年』のように感じて、ココロ急いております、でごんして🐻
ところで、
太宰治さま。
デビュー作単行本の題名がすでに『晩年』(汗)☺
27歳のころ。
38歳で、波乱な短い人生を終えてますから、
若き日から、『晩年』を意識していたようで。
名作を残す作家はやはり、どこか屈折していて🌠
いちばんのお勧め作は『斜陽』でごんす。次いで『ダス、ゲマイネ』。その次が『燈籠』。更には、『右大臣実朝』でごんすな。
それにしても、太宰さま。
酒豪であり、社交的であり、
時に辛口発言をし、やさしく、情熱的で、仲間と飲んで皆が雑魚寝している時にも一人夜中に起き出して………作品を書いていたりしたようなお方🌸
素晴らしい。
我がココロの師の中のおひとり。
そんな訳で、本日の人生ゆるぽじコトバ🌠
太宰治さまの作品中の名フレーズ。
「当時、私には一日一日が晩年であった」
でごんす🐻☺