花をのみ 待つらん人に 山里の 雪間の草の 春を見せばや🌿
今回の人生の言葉は、和歌です。
作者は、新古今和歌集編纂者のひとり、鎌倉時代の雅な歌人、藤原家隆さま。
意味は、『桜の花を待つ人たちに、春まだ浅い山里の、雪のすき間から芽を出す小さな草花の春のいぶきも見せたい。桜と同じく心にしみるものです』かと思います🌱
この風情のある名歌。
小生は、名高い美術家岡倉天心さまの名著「茶の本」で知りました。天心さまが終生、愛唱した歌のようです。
わかる気がします。
ところで、藤原家隆さま。
よく知られる藤原定家さまのいとこ、とのこと。名前も似てますよね(^^)
家隆さまの別な和歌が、百人一首ラスト近くに出てきますね。定家さまのも。
そんな訳で、岡倉天心さまにならって小生も、折にふれてこの歌を愛唱しております。
秩父の山里出身の小生には、この名歌の春浅い山あいの雪の残る風景が、目に見えて浮かんできますので。
花をのみ 待つらん人に 山里の 雪間の草の 春をみせばや
さてさて、下の肖像は源頼朝さま。
偉大な武人将軍ですが、ご子息の源実朝さまは鎌倉歌人将軍😌
家隆さまは京都、貴族歌人。
京都と鎌倉。
藤原家隆さまと源実朝さま。
歌人同士ですがたぶん会ったことのない、年は40ほど違う先輩と後輩。
小生、お二人ともファンであります。
800年も前の方々なのに何故か不思議な親近感🌠
ホント不思議なんです。
小生、現代よりも、あの頃鎌倉時代=800年前に生まれたかったと、心底思っております。かなり変な奴です(笑)
小生は💧💫